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[DT] ARG(代替現実ゲーム)関連書籍 | This Is Not A Game

ARG(代替現実ゲーム)関連書籍 | This Is Not A Game -第1回-

ARG(代替現実ゲーム)関連書籍 | This Is Not A Game -第1回-

 書籍『This Is Not A Game -A Guide to Alternate Reality Gaming-』は、2005年に北米で出版されました。ARG(代替現実ゲーム)の歴史で言えば、2009年に短期型ARGの先駆者『Flynn Lives(2009 : 映画『TRON: LEGACY』のプロモーションARG)』が実施される4年前、いわゆる大型プロモーションARGの代表作である『I Love Bess(2004:ビデオゲーム『HALO2』のプロモーションARG)』が実施された翌年に出版された本です。

 著者Dave Szulborski(1957-2009)は、日本ではほとんど知られていませんが、米エレクトロニック・アーツ社が制作・販売したARG『Majestic(2001)』でベータテスターと制作者を務めたのち、アウディ社などのプロモーションARGや軍事教練ARG、自主制作ARGなど、全部で13作のARGを制作した人物で、没後の2012年には「世界でもっとも多くのARGを制作した人物」としてギネス世界記録に認定されました。

 つまりこの本は、当ブログで長期型ARGと定義したいわゆる最初期(2001-2008)のARGについて、その中心にいた制作者がまとめた本ということです。当ブログでは、この書籍『This Is Not A Game -A Guide to Alternate Reality Gaming-』についてひとつずつ読解を進め、代替世界を創る要点をご紹介していこうと考えています。


This Is Not A Game -A Guide to Alternate Reality Gaming- 目次

パート1:理論としてのARG(代替現実ゲーム)

  第1章:これはゲームか? それともゲームではないのか?
  第2章:代替された世界へ没入する
  第3章:ゲームか? インタラクティブ(双方向)な物語か?
  第4章:ゲームではないものや、世界を代替するものを何と呼ぶべきか?
  第5章:インタラクティブオーサリング(文字や画像、音声、動画などの要素を
     組み合わせて、双方向でやり取りをする)

パート2:ARG(代替現実ゲーム)の歴史

  第6章:ARG登場前
  第7章:the Beast(2001)がARGの未来を示した
  第8章:Majestic(2001)は失敗作か?
  第9章:インデペンデント(自主制作)ARGの時代
      – LockJaw(2002)、Exocog(2002)、ChangeAgents(2001)
 第10章:コマーシャルARGへの回帰?
 第11章:Chasing The Wish(2003)
 第12章:マトリックスARG(MetaCortechs / 2003)が代替世界をリローデッドする
 第13章:灼熱の夏 – I Love Bess(2004)
 第14章:ダビデとゴリアテ – Urban Hunt(2004)
 第15章:ARGの現在と将来

パート3:ARG(代替現実ゲーム)を創作する

 第16章:パペットマスターの仕事 – 代替世界で発生する事件を選ぶ
 第17章:パペットマスターの仕事 – ARGを制作する
 第18章:パペットマスターの仕事 – ARGを運営する
 第19章:This Is Not A Game

巻末資料

  付録A:参考文献
  付録B:ARGに関する資料
  付録C:パペットマスターの仕事に対する個人的な考え
  付録D:パズルについての分析
  付録E:マジックが現実を代替する仕組み
  付録F:理論と実践を合わせて代替世界を創る
  付録G:サンプルARG – Errant Memories


最後に

 今回は目次のみとなりましたが、当ブログでは今後、他の考察とも並行して、この『This Is Not A Game -A Guide to Alternate Reality Gaming-』の内容をご紹介していきます。
 なお本書の前文で、著者はこのように書いています。

私がARGを紹介したときにいただく「よくある質問」は次のとおり。
「それはビデオゲームですか?」
「それはインターネットで読む物語ですか?」
「それはパズルの1種ですか?」
ARGは独創的なやり方でこの3つのエンターテインメントを組み合わせているので、多くの人がARGという新しい概念を理解しようとしたときに、そう考えるのはきわめて自然な流れなのである。


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